トルコ旅行記 2008年

2008年トルコ  8/24~30

ストラッセで定期的にキリム展をしていただいているオスマン・ダール氏が夏に里帰りをするというので、旅好きのお客様や作家と一緒にキリムの本場、トルコを旅してきました。
暑い日本を抜け出してと言いたいのですが、なんのなんの気温40度の猛暑!さすがに元気印の私もバテ気味でした。
オスマン氏のきめ細かい案内と世界三大料理のトルコ料理や親切な人たちに出会い楽しく旅を続けることが出来ました。

トルコ

何を置いてもまずお料理!上からキャバブ専門店で「キャバフ」、塩味のヨーグルト飲料「アイラグ」。 なすのミンチ煮込み。コンヤ名物ピザ


今回の目的はキリムの勉強がメインです。
オスマン氏にコンヤ(上質のキリムの産地でオスマン氏の郷)をいろいろ案内をしていただきました。
氏は古いキリムを主に扱っていますが新しくコンヤで制作したものも販売します。
現代物は糸を化学染料で染めたものが多いのですが彼は草木染にこだわっています。
そして織は元遊牧民の婦人に頼んでいます。きれいに洗って天日に干し仕上げです。すべて手作業です。


コンヤにある民族博物館です。
トルコの女性は5歳から花嫁道具の準備を始めます。自分のためですから、とても手が込んだ素敵なものが多いです。
ただ現在は日本同様お金を出して買い揃える人がほとんどのようです。
上はオヤというトルコ固有のレース網飾りでスカーフや帽子の縁取りとして使われます。その下は刺繍で花嫁衣裳はじめタオルやシーツいろんなものに施されていました。
一番下は地下にある古くて貴重なキリム、絨毯の展示室です。


もちろん観光も楽しみました。おなじみのカッパドキア。
その近郊の陶器屋さん。
黒海にほど近いサフランボルでの石釜で焼くパンやさん。トルコの麦は100パーセント自国生産。どこでもパンは美味しかった!!
黒海沿いにある漁村アマスラーでオヤを編んでいるおば様。ユリュック村の窓のカーテン(レースの手編みが素敵!)と青い空。